通常総会報告(平成24年度)
平成24年5月29日午後4時から「特定非営利活動法人 産業クラスター研究会」通常総会が横須賀市産業交流プラザ第2研修室で開催された。
開会宣言に続き、総会成立確認、理事長挨拶、議長選出、議事録作成者及び署名人の選出が行われた。議長に選出された(株)ヘリオス 富野 養二郎社長(当会副理事長)の議長挨拶の後、審議に入った。
審議事項
1. 平成23年度事業報告及び決算の報告
- 平成23年度事業報告書
- 平成23年度収支計算書
- 平成23年度貸借対照表
- 平成23年度財産目録
- 平成23年度その他事業収支計算書
- 平成23年度その他事業貸借対照表
- 平成23年度その他財産目録
- 勘定科目内訳明細
- 計算書類に関する注記
- 平成23年度監査報告
以上の第1号議案について、異議なく承認された。
2. 定款の変更提案
改正NPO法に基づき、かつ当会の実情に合わせた関連事項を盛り込むこととした、定款の変更提案があった。
3. 運営規定の変更提案
議案2と同様の趣旨から、運営規定の変更提案があった。
議案2および3について審議の結果、いずれも異議なく承認された。
4.平成24年度事業計画及び予算の報告
- 平成24年度事業計画書
- 平成24年度活動予算書
以上の第4号議案について質疑応答の結果、異議なく承認された。
5.役員の退任と選出
高井 則之理事の定款の規定による退任ならびに大久保 全勝理事の辞任の提案と、堀家 彰生氏の理事への推薦提案があり、いずれも承認された。
報告事項
1.全理事ならびに各部会の部会長が紹介された。
補足事項
1.副理事長の選任について
総会後に理事による協議が行われ、鈴木 清文副理事長の副理事長辞任に伴い、後任副理事長として阿部 昭彦理事ならびに佐々木 興吉理事が互選された。
2.会員集会の開催について
総会、理事協議に続いて会員集会が行われ、和やかな雰囲気の中で会員間の交流が行われた。
(広報部会 部会長)
運営委員会の一コマ紹介(平成24年3月)
運営委員会の一コマ紹介 平成24年3月
もう3月。いつもながらのことには違いないのだが、3月は慌しい。
3月の1回目の運営委員会は6日に開かれ、総会および理事会に提出する議案の検討・整理の一環として、平成24年度の事業計画の検討を行なった。
「国税庁より認定NPO法人として認定された。4月から改正NPO法が施行される」という新たなる事態に対応すべく、事業の枠組み作りを検討した。今までの議論も踏まえて、従来事業の見直し、新たなる事業の創出、「新しい公共」とは具体的に何? 体制の見直し等を歳にもめげず長時間検討した。
24年度事業計画作成に向けて具体的に肉付けをしていくことになるが、新たなる事態には新たなる胎動は必要である。一方、当研究会の初心、すなわち、「個別企業を対象とした中小企業支援」を中心に据えた活動に立ち帰るということが、再確認されたことは望ましい方向と捉えたい。
事務局長
法人会員様向け「幹部研修講演会」開催(平成24年2月)
法人会員様向け「幹部研修講演会」を行いました!
テーマ 「日本再生に期待の年代(40~50代)」
平成24年2月28日(火)、株式会社オーバル様横浜事業所で同社幹部向けの研修講演会(写真下)を行いました。講演テーマは「日本再生に期待の年代(40~50代)」。出席者は46名でした。講師は国税庁認定NPO法人 産業クラスター研究会理事・鈴木清文が務めました。
鈴木は、まず米国経済低迷、EU金融不安、円高、株安、東日本大震災・原発/放射線被害、タイの洪水など国内外の現状が先行き不透明であると分析しました。こうした中で、日本人の年齢別特徴を説明した上で、団塊世代が日本を混迷させたとしてその経緯を詳細に説明、この世代が消えると次に期待されるのが40~50代であると奮起を促しました。
その上で、企業人(オーバル社員)として、下記の9項目についてきちんと守って仕事をするべきであると話しました。
- 仕事に興味を持つこと(無限の改善の余地がある)
- 震災から教えられた改善(仕入れ先、外注先を広域的に分散、在庫管理も集中させない)
- 叱ると怒るは違う
- 困難を直視する(謙虚になって対処すること。逃げるな)
- プロの自覚を持って、やり抜く決意を持て
- サビない管理職になれ(耐えず自分を磨け)
- 自分の財産を数多く身に着けること
- マニュアル人間になるな
- 会議はいつも顧客志向で議論すること
各項目について具体的な事例を含めて話したところ、受講者は真剣に2時間の講演に聞き入っていました。2年前には当会が生産体制の改善支援もしており、今こそ、あらゆる問題を真剣に点検して、利益を得る努力が欠かせない時代であると言う意識を強く持っていただければ幸いと感じた講演会でした。
幹部研修講演会を希望する企業様は事務局までご連絡ください。
(企業支援部会 鈴木清文)