趣意書

趣   意   書

 設立の趣意

 情報社会や車社会の進展に伴って地域の概念が拡大したことに加え、激しく変化する市場構造に対応するため、地域社会の活性化に係わる新たな推進形態が求められるようになってきました。その推進形態として近年注目されているのが産業クラスターです。

 産業クラスターは地域の企業、大学、金融機関、商社などで構成されますが、成果をあげるためには参加者に地域経済活性化への貢献の志がある他に、コーディネーション機能を担うに相応しい知識・経験を持ち、且つ時間があるシニアが参加する必要があります。幸い、当面の活動対象としている三浦半島地域(横浜市南部を含む)には、これらに相応しい経営者とシニアが少なからず住んでおられます。そこで平成15年8月、これらの経営者とシニアによって「産業クラスター研究会」を設立し、行政、大学、金融機関などの協力を得て地域活性化の方策研究を行い、研究成果の実現を目指すことにしました。

 一方、平成15年4月の特定非営利活動促進法(NPO法)の改訂によって、当研究会が目指す“経済活動の活性化”“情報化社会の発展”などの活動項目が追加されましたので、設立と同時にこれらの活動項目で内閣府へNPO法人の申請を行い、平成16年1月認証を取得して本格的な活動を開始しました。

 活動対象地域は、当面 横浜南部地区を含めた三浦半島としていますが、研究成果が見極められゝば引続き横浜市の南部以外の地区及び県央などの近接地域、さらには県を越えた他地域での展開に係わると共に、活動目的が類似のNPOやベンチャー企業とも提携して、相乗効果が生み出せるようにしたいと考えています。




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