走水水源地で花見
うららかな春の日の昼下がり、右手に東京湾を眺めながら、
車は国道16号線、通称よこすか海岸通りを南下し、着いたところが走水水源地。
桜の開花時期に合わせて一部が解放される。
130本の桜並木は見事な枝ぶりで、今盛んなりとばかりに花は爛漫。
花のトンネルの中で春のなが日を楽しんだのでありました。
- 日時: 4月1日(火) 14:00
- 場所: 走水水源地
- 走水水源地とは
- 水が走る場所だから走水と言われる文学的な命名。この走水水源地は、横須賀市唯一の水源地だという。ここの湧水に目をつけ、横須賀造船所への専用水道の水源地として築造したのが、フランス人技師ヴェルニー。明治9年(1876年)のこと。水道発祥の地として残る。
降水後20年を経て湧き出る水は、1日2,700立方メートルで、カルシウムなどを多量に含み、おいしい水として知られる。現在は市営水道として使われてはいないが、非常時用の水源として管理され、またおいしい水として調達できる。 - 入水伝説
- そして、走水といえば、古東海道の港。足柄峠を抜け、鎌倉から三浦半島を横切り、走水から走水の海(浦賀水道)を渡り、上総国を経て常陸国まで古東海道は続く。日本武尊の東征において、走水の海にさしかかると、海は荒れ狂っている。その海を鎮めるために、妻の弟橘姫命が入水したという伝説が残る。