理事長 木下 武
内閣府認証NPO法人産業クラスタ－研究会も本年１月には満8周年を迎えました。これを機に会員一同一丸となって、今年はさらなる飛躍・脱皮を遂げる年にしたいと思っております。
一昨年春以来、理事長を含めた新任の役員・部会長も3年目を迎え、微力ながら現状把握と積極活動に努めてまいりましたが、 円高・デフレの悪影響から当会活動はまだまだ厳しい環境の中にあります。 地域経済に密着した支援活動を行うという当会の目標達成に法人会員の皆さま方のますますのご支援・ご協力をお願い申し上げる次第です。
さて、本年の活動目標ですが、優先課題として昨年に引き続き、法人会員との関係強化・信頼構築に努めてまいります。具体的には、新たなニ－ズを掘り起し、 新製品の開発・販売体制の支援、人材育成などに役立つように、皆さま方のご意見・ご要望を聴きとり新年度の活動指針に織り込みます。 従来からの支援内容（特許調査、ISO取得、翻訳業務、HP作成、住宅リフォ－ムなど）の充実・拡大にも努める所存です。
さらに昨年新設した環境事業部会は地域社会に密着した課題をとりあげ解決を図るとともに、社会貢献型のビジネスモデル構築に参画します。
また、昨年は財務体制強化の一環として認定NPO取得の検討を開始しましたが、本年は法人企業からの寄付金拡大などに道を開きたいと考えています。
昨年末、大学の先生に経営者の皆さまに元気になっていただく講演会をお願いし、多数の皆さまにご参加いただきましたが、 そのご講演の中で「昨今の厳しい経営状態が続く背景には社会の変化がある、変化に対応するには社会を観る必要がある、社会を観る必要を訴えるのが企業の社会的責任（CSR）である」 とのお話しを拝聴し、NPOとしての当会の運営・支援活動もこの意識の共有を図るとともに、法人会員の皆さまのCSR活動の受け皿となるよう取り組むべきとの思いを強くいたしております。
これまでご支援・ご協力をいただきました皆さま方に感謝・お礼申し上げますとともに、なお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
平成２３年 １月
産業クラスター研究会 理事長 木下 武
