翻訳・通訳グループ 仲田 清
1) 中学2年生とのグループディスカッションに参加して
横須賀商工会議所は横須賀市・教育委員会と連携して「よこすかキャリア教育推進」事業を2008年から実施しています。これは地元企業の力を借りて“未来の横須賀を担う人材を育てる”ための事業で、職場体験を中心に、後援会、ポスターセッション・グループディスカッション、マナー研修会など、横須賀市内の企業や働く人たちとの交流を通じて職業観・勤労観と地域への愛着を醸成することを目的とします。
私は、不入斗中でのグループディスカッションに参加しましたが、中学2年生4~5人のグループに入ってまず生徒たちの職場体験のプレゼンテーションを聞いて皆と一緒にディスカッション、次に生徒たちからの質問に答えて、あっという間に1時間が経ちました。
プレゼンテーションはパワーポイントにまとめた報告をタブレットで上手に発表しており、資料も見やすく作っていました。パソコンを自在に使う様はITネーティブ時代を実感する思いでした。(先生は大変だな・・・)
参加する社会人をMTT=マイ・タウン・ティーチャーというのだそうですが、有意義な取組だと感じました。是非、皆さんの参加を検討ください。
2) フィリピン人実習生教育協力
㈱酒井工業所様からうれしいお知らせをいただきました。
同社の外国人実習生3期生のロリー君とダニーロ君がJIS溶接技能者資格試験に合格しました。今回、合格したのはステンレス鋼の溶接で、春の手溶接に続いて連続で合格しました。
この、JISの資格試験は実技だけでなく学科試験があり、結構レベルの高い溶接技術の専門知識が含まれています。幸い英語での受験が認められており、我々産業クラスター研究会は会員の現役時代の経験を生かして、学会試験の試験勉強を教材の翻訳から講義、模擬試験までお手伝いしています。
㈱酒井工業所様は、プラント配管、特にステンレスなどの高級配管工事に定評のある会社で、優秀な溶接士は同社の生命線であることから、溶接に適性のあるフィリピン人溶接士の受け入れと育成に力を入れています。今回で、1期生から通算で5人の実習生の受験のお手伝いをし、幸いこれまで全員合格しています。
実習生が初来日した時は、会社の品質保証規定や技術的な導入教育のお手伝いもしています。1月から3人の4期生への導入教育を終えたところです。
以上