「エコアクション21認証・登録」(「EA21」)取組み支援活動事業を本格化(平成23年10月)

「エコアクション21認証・登録」(「EA21」)取組み支援活動事業を本格化 平成23年10月

「エコアクション21認証・登録」(「EA21」)取組み支援活動事業を本格化します
初めて法人会員中小企業2社様の「支援」が完了、認証・登録の運び

環境方針と5Sに基づくEA21取組支援

環境方針と5Sに基づきEA21取組を支援する

 中小企業様が、昨今の厳しい経済環境を乗越えるために、環境経営に取組み、高いCSR(企業の社会的責任)を果たして、持続性ある経営基盤をつくることが求められています。

 当環境事業部会も、これを達成すべく支援事業として、「EA21」や、「ISO認証・取得」のコンサルティング及び支援(以下「支援」)を23年度の重点事業に掲げました。特に「EA21」は、中小企業様が取組みやすく、環境経営基盤をつくる上で有効な方法です。

 当部会も1年余り取組み、この8月に初めて、中小企業・2社様(廃棄物処理・リサイクル業)の「支援」を完了し、認証・登録の運びとなりました。中小企業様に「EA21」の取組みを推奨する上で、これまでの実績を踏まえ、「EA21」の「支援」活動事業を本格化します。

 以下に、その「支援」活動を紹介します。

(1)エコアクション21認証・登録制度とは

  ISO14001をベースとして、広く中小企業様などへの普及を促すために環境省が考案・策定した環境マネジメントです。その骨子は環境経営システム環境への取組み環境報告の3要素が一つに統合されています。

 全ての事業者が、環境への取組みを効果的に行うことを目的に、

   ① 環境に取組む仕組みを作る(Plan)
   ② 取組みを行い(Do)
   ③ 活動結果を自己チェック(Check)し
   ④ それらを継続的に改善し(Action)

その結果を社会に公表するためのガイドラインで、この取組みを行う事業者を、審査し、認証・登録する制度です。

(2)「EA21」取組みのメリット(実践的評価)

  • 1) 環境経営システムに取組むと、   ① 全員参加の取組みが進む
       ② 取組む目標が明確になり、達成意欲がわく
       ③ 目標が未達の場合も原因を明らかにできる
       ④ 年々継続的に改善できる

 企業の標準化や様々な問題解決に役立ちます。

  • 2) 事業所の環境負荷として、二酸化炭素排出量(電気、水道、燃料)廃棄物排出量化学物質使用量の把握と削減の取組みは、省エネ効果、法令遵守の意識が深まり、環境パフォーマンスが向上します。

  • 3) 取組み結果を「環境レポート」として公表することは、自からの環境への取組みを推進し、社会からの信頼を得て、企業がより発展して行くための重要な方法です。企業PRとなり、東日本大震災後、最も話題となるBCP/BCM(企業継続計画/管理)の一環となります。

  • 4) 環境経営システムを継続的に改善することにより、環境面だけでなく、経費の削減や生産性・歩留まりの向上仕事の質の向上目標管理の徹底などの効果も期待できます。

  • 5) 多くの大企業が、環境経営システムの構築を取引条件の一つにしており、これに対応できます。また、自治体の補助金を受けたり、入札参加資格審査での加点を受ける場合があります。
  • (3)当会の「支援」活動の特徴

    • 1) 当会の「支援」スタッフは、ISOの審査員資格者が行い、「EA21」取組み実経験者がアシストし、各分野の専門知識を持つスタッフが様々な経営改善手法のアドバイスも行います。

    • 2) 従業員が数人の中小企業様の「支援」もご事情に合わせて、認証・登録が完了するまで誠心誠意行います。特に、「廃棄物処理・リサイクル業」への取組みは、既にマニュアル化が進み、実利的な支援が可能です。

    • 3) 認証・登録完了までの「支援」期間は、8カ月位が目安です。自治体の補助金の手続きもいたします。

     以上、皆様のご相談・ご活用のご連絡をお待ちいたします。

    (部会長 阿部昭彦)


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