読書のすすめ:『家族だから愛したんじゃなくて、… 岸田奈美著

家族だから愛したんじゃなくて、
   愛したのが家族だった
』 岸田奈美著 小学館(文庫版もあります)

個人会員 仲田清

 “かぞかぞ”って知っていますか。いまNHK総合で放送中の話題のドラマです。“ふてほど”こと今年初めに人気を博したドラマ「不適切にもほどがある」の演技で評判になった河合優実が主演のドラマです。昨年NHK-Eテレで放送され、現在NHK総合で再放送されています。
正しい名前は「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族でした」で、このドラマの元が同じタイトルの岸田奈美著の今日ご紹介するエッセイです。元々は配信サイトに投稿した著者の家族・周りの人たちとのエピソードを綴ったものを書籍化したものです。
著者が中学生の時に父親が亡くなり、母親は高校生の時に脳梗塞で半身不随車いす生活、ダウン症の弟と来ると、どんな悲劇のヒロインの物語と思いきや、さすが関西人(神戸出身)しっかり楽しませてくれます。

家族だから愛したんじゃなくて

『読書のススメ』
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