新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます
平素より当会の活動に対し多大なご支援、ご協力を賜り深く御礼申し上げます。長きに渡ったコロナパンデミックもようやく落ち着き、社会、経済活動全般に活気が戻ってまいりました。
当会は昨年半ばより活動の円滑化のために支援方法を今迄の部会制から、個人会員がテーマ毎に自由に集まって横断的に支援を行うグループ制に変更し、この新たな体制で様々な企業支援や横浜市の第三者評価活動、市民の皆様を対象としたなんでも相談室やこども自然教室の開催、市内諸団体の行事への参加等を順調に積み重ねることができました。
先年12月には会の設立20周年記念行事として津久井湖にある城山ダム水力発電所の見学会を会員以外の方の参加も得て開催いたしました。
再生可能エネルギーの手本とも言える水力発電は構造はシンプルでも大変力強く、当施設は一般家庭8万戸分の電力を50年以上も供給し続けているとのことで、デジタル化の潮流に翻弄されている私の様なアナログ人間にとっては分かり易く何かほっとできる施設でした。
さて私共産業クラスター研究会は本年1月14日にNPO法人として設立20周年を迎えます。
今日まで長きにわたり当会が地域の皆様に少しでもお役に立つ活動が続けて来られましたのは、ひとえに地域の様々な分野の皆様の温かいご支援とご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
発足当時はまだバブル崩壊の後遺症が残る頃で、多くの中小企業が新たな事業展開を迫られており、そのための新たな製品開発、海外進出や特許の取得、品質や環境ISO規格への対応等中小企業にとってはハードルの高い課題への挑戦に対し、親身に相談に乗ってくれる当会の存在は中小企業経営者にとっては大変心強く、又ありがたい存在でした。
私はたまたま当会の発足当初より当会に所属させていただいておりますが、地域経済や社会のために役に立ちたいと言う高い志を持つ企業、教育、行政等のOB諸氏が集まり、まだ自前の事務所も無い中、近くのファミレスで支援の在り方などを巡って熱い議論がなされていたことが懐かしく思い出されます。
中小企業が抱える課題は発足時から様々な変遷があり、昨今では技術的分野だけでなく経営手法そのもの、又社会生活全般にもデジタル化が急速に拡がって来ていることから、私たちも日夜情報収集や勉強を怠ることなく、皆様の様々な課題に真摯に向き合い、誠心誠意お手伝いするよう一層の努力を続ける所存ですので、これからも今迄と変わらぬご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。