IoT研究会活動報告(2021/9)

IoT研究会 堀込 孝繁

 コロナ禍で企業訪問を控える中、IoTの基礎知識を学ぶために当面できることをやって行こう、との方針をもとに、勉強会をほぼ毎週1回、Zoomで開催しています。6月から9月の勉強会及びその他の活動実績を報告します。

  1. IoTの勉強会実績
    ①RF-ID(トーケン社)のセミナー(概要下記参照)
    ②デジタルツイン(概要下記参照)
     (RF-ID及びデジタルツインについては、後日オンラインセミナー開催を企画しています。
      実施が決まりましたら、 お知らせします。是非ご参加ください)
    ③変革への挑戦(旭鉄工のIoT)
    ④IoT通信方式の基礎知識

     その他、行政のニュースとして
    ⑤電子帳簿保存法改正、デジタル庁発足と関連法案概要
      
  2. IoT講演会
    ① 5/27:“IoT基礎知識” 講師:伊澤さん(個人会員)
    ② 6/14:“ものづくり現場での課題とドコモの取り組み” 講師:ドコモ 大塚さん
      法人会員・支援企業からの参加がありました。
     
  3. IoTアンケート結果への対応
    当面継続テーマとなっているのは下記2テーマです。

    ① 機器・装置のメンテナンス・サービス向上への応用
     “予防保全の進化とビジネス化“ 6/21 セミナー実施
    ② 工場の生産性向上への活用
     緊急事態宣言で、工場訪問が出来ていません。ペンディング状態です。
     緊急事態宣言が終了後、工場訪問から再スタートしたいと予定しています。

RF-ID、デジタルツインの概要:

*RF-IDセミナー
 RF-IDとは、ICチップにデータを記憶し、電波や電磁波などで読み取り機と交信し、人や品物を識別するもので、アメリカや中国などの物流管理で多く用いられており、販売を手掛ける㈱マーストーケンを講師に迎え、技術の概要を聞きました。
 国内の普及は進んでおらず、とくに中小企業では現場での活用方法が分からず、仕組みを変えていける人材が不足しているのではないか、との意見がありました。
 
*デジタルツイン
 デジタルツインとは、現実空間にある情報をIoTで集め、送信されたデータを仮想空間で再現するもので、モニタリングやシミュレーションを行うことにより、故障の予測など将来の変化を予測できる。従来は人手で行っていたことを自動化するもので、通信手段としての5G、データを分析するAIなどで一部は大企業で実用化されているが、今後様々な分野において活用が見込まれている。

 上記、2テーマは法人会員或いは当会メンバーでの講演会を今後企画したいと予定しています。     


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