IoTセミナー報告:NTTドコモの「IoT製造ライン分析」サービス

IoT研究会 堀込 孝繁

 外付センサー・ネットワーク/クラウド・分析システムをセットにした比較的安価で且つ導入の容易なサービスについて、NTTドコモの方から説明頂きましたので、その報告を致します。

テーマ: モノづくり現場での課題とドコモの取組み
講 師: NTTドコモ法人ビジネス本部5G-IoTビジネス部
     ソーシャルイノベーション推進産業基盤ソリューション 大塚克美様
参加者: 産業クラスター研究会会員

概要

・我が国は人口減少、超高齢化、環境問題等将来に向けた様々な社会問題を抱えている。
・IoT、ビッグデータ、AI、ロボット等のデジタル変革で超スマートな社会実現の方向。
・製造業では、デジタル活用による生産性改善の需要が高まっており、効果も出ている。
・しかし、設備投資負担、投資対効果の不安、デジタル人材不足で進まない所が多い。
・ドコモでは既存設備に安価なセンサーを設置し、クラウドで稼働分析を可視化できる。
・課題を把握して改善に取り組む際にはコンサルタント機関につなぐことができる。
・今後は設備故障予兆検知、ARスマートグラスで現場作業の遠隔支援などが可能に。

参加者の声(抜粋)

・導入コストの低減傾向や、多くの事例の紹介で理解が深まった。導入を検討したい。
・事例で挙げた企業の具体的な課題をどのように苦労して克服したのか、に興味がある。
・IoTは「見える化」のツールであり、現場の改善力を高める場面で当会は協力できる。
・中小企業は人材不足、一方でIT開発者には現場情報と改善アプローチの認識に課題。


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